ブログ
blog一般住宅VS高性能住宅の比較 その1
2021.02.27
こんにちは!ウッドスタイル代表の片岡です!(^^)!
最近良くお客様から質問される内容で多い、高性能住宅と一般住宅は
どちらで建てた方が良いのですか?何が違うの?どちらがお得?金額はいくら違うの?
について片岡の考えや経験を元にお話ししてみたいと思います(^^)/
一度に語るには、長すぎるので数回に分けてお話ししたいと思います。
私の自宅は凡そ12年ほど前に自ら設計、施工で建てました。
当時はまだ、単板ガラスの金属サッシが主流でやっと樹脂複合サッシが高知でも
認知されるくらいの住宅の性能でいうと氷河期から弥生時代くらい!?でした(;^_^A
最近では温暖!?な高知でも樹脂サッシのがシェア率が20%を超えるなど、かなりこの10数年で
工務店、エンドユーザーの住宅に対する意識が変わってきたな~って思います(^_^)
自宅を建てるにあたり当時は結構、断熱について勉強したような記憶がありますが
今思えば本当にお恥ずかしいレベルの知識しかなく、やった事と言えばグラスウールの50mm
が全盛の時代に壁、屋根にウレタンの吹き付け、床の断熱の厚みを50mm、LOW-Eの
ペアガラスを入れて、これで我が家は暖かい!って満足してました(^^;
3月入居で、住んでみてまず思ったのがお風呂上がりの洗面所の寒さでした!!
あまりの寒さに追加で洗面所に温風ヒーターを取り付ける始末😢
あと、ダニ、カビの発生を促す窓回りのボタボタ結露!!!
勿論、エアコンなりファンヒーターを点けてる部屋はそれなりに温かいですが結局、
サッシ性能、気密、気流止、換気設備が不十分で想像してた快適な住空間とは程遠いものでした💦
そんな経験から、断熱、気密、換気と真剣に勉強するようになり、日本エネルギーパスの
認定資格を取得したりと、間違いのない家づくりをするために現在も日々勉強の毎日です(‘ω’)ノ
現在ではYouTube等で有識者の方々が色んな情報を提供してくれてますので、
これから家を建てる方は本当に幸せだな~って思う反面、色んな情報がありすぎて
何を信じていいのか?一般の方では判断が難しい側面もあるような気もしますが💦
話がそれました(^^;、
じゃぁ、一般住宅、高性能住宅どっちなのよ!
って話ですが、結論から言うと高性能住宅で建てた方が絶対に良い!
と、中気密中断熱の中性能住宅に住んでる私はお伝えしたいです(;^ω^)
因みに高性能住宅とは6地域ですと概ねUA値0.4以下C値0.3以下
(理想はUa0.3値以下C値0.2以下HEAT20で言うとG3グレードレベルで、室温が無暖房状態で
概ね15℃を下回らない断熱性能)、
中性能住宅とはUA値0.8前後C値1.0~2.0前後くらいかなって思います。
(最低ラインの次世代省エネ基準)
(体感と数値とは異なる場合もあるので飽くまで数値の話で、日射遮蔽、日射取得をしっ
かりしてない住宅は快適な家にならない場合も・・・)
分かりやすく人間に例えると、真冬に薄手のジャケットを着て寒い!寒い!と言っている人が
中性能住宅でダウンジャケットを着て暖かポカポカな人が高性能住宅と言った感じでしょうか👆
理由その1
何と言っても日々の電気代!高二、中二の二人の子供と妻、あ!あと愛犬が一匹の五人!?家族ですけど年間の光熱費がなんと!約28万円(室内犬がいるため夏、冬と冷暖房点けっぱなしではありますが)
因みにこの数字、エネパスで我が家の住宅性能を計算したことがありますがほぼ合ってました👆
(全館空調での試算)
後、30年この家に住み続けると想定して単純に840万円!(電気代が上昇しない仮定で)
子供が独立していなくなる事を考えても400~500万の電気代を支払うことに💦
新築を建てる際のコストですけど、本体の価格、諸経費、外構とか建築コストだけに
目が行きがちですけど、車と一緒で車もガソリンを入れないと走らないですよね?
家も光熱費、とりわけ電気代の比重がかなり大きいですが電気代を毎月支払わないと
家は機能しないと思います。
30歳で購入し80歳まで住むと仮定すると、建築総費用+電気代50年分
を購入していることと同じという事が言えます!
理由その2
上のグラフ、光熱費の推移を表したグラフですが一目瞭然!電気代が突出して上昇してるのが
お分かりになるかと思います。
一時期ガスも高騰してましたが落ち着き、現在電気料金だけ毎年3%ほど上昇しています💦
原発の問題や火力発電の発電コストなど色々と高騰の理由はありますが、この先まず価格が
下がることは無いし、むしろ上昇し続ける事を考えると住宅の低燃費=高性能住宅がお得だと
言えます。(車の販売台数もカローラからプリウスに大きくシフトチェンジ)
2050年までに温室効果ガスの排出ゼロに目標を掲げるなど、こう言った世の中(世界)
の流れを見ても、ガンガン、石油ファンヒーターやエアコンを炊かないと温まらない住宅
ではなく、冷暖房負荷の少ない省エネルギーで快適に過ごせる高性能住宅は必須と言えます!